かもかもの株日記

東証カジノでかもになりたくない人の振り返り。自分のダメなところがあればアドバイスの方お願いしますm(_ _)m

信用倍率から見る銘柄分析(不動産セクター編)

今の日経の下落のひとつの要因として信用買いが増え、空売りが減ったというのがあげられている。

日経だけじゃなくて個別銘柄でも、例えば11月の名村造船所などもその影響を受けており、1100円あった株価が700円まで下がったというのを強く覚えている。

ここ最近はチャートの形やある程度のカタリスト、人気のあるセクターという観点から銘柄選びをしていたが、この視点が抜けていたのでこの視点から自分が見ているセクターの良さそうなものを分析したいと思う。

もちろん貸借銘柄じゃなかったり、信用倍率が株価上昇や下落に関係ないものもあるのでそれらも考慮にいれたいと思う。

 

▫不動産セクター

三井不動産

株式分割後自社株買いや増配を発表しチャートも右肩上がりで綺麗だが、信用買いが増えすぎており1700円の壁が重い印象。最近Xやスペースでもよく見たり聞いたりするので注目度の高さが欠点となっている気がする。

 

三菱地所

去年の10,11月を見ると信用倍率が7~9倍でヨコヨコだったが年初からは信用倍率が下がっていい感じに上昇している。おそらく過去のチャートを見ると1500~2000でレンジをしており、これを狙った空売りの増加や、目標金額に達成したことによる信用買いの減りがいい感じに信用倍率の解消を促し株価上昇したものと思われる。

 

住友不動産

信用倍率1.3~3.2くらいを推移しており、3を超えると株価が重くなり、逆に2以下だと上がりやすい印象。

 

東急不動産

信用倍率が3前半までが上がりやすくそれ以上は上値が重くなる印象。しかしここ最近は信用倍率が最低でも2.42だったりあまり3を下回っておらず、おそらく大御所不動産セクターの中でも1単位が安いというのが枷になってるのではないかと思う。

 

・東京建物

ここは信用倍率を見てもあまり参考にはならなかった。去年であれば3~4でも下がっていたり他の不動産と比べて時期によって信用倍率の平均がバラバラなことが多く、また信用倍率が上がってるのにも関わらず株価が上昇していたりと少し相関性を感じなかった。

 

・まとめ

以上の信用倍率に対する考察から個人的な直近の不動産の評価について

三井不動産 ‪‪✕‬様子見   あまりにも信用倍率が増えすぎている。良いIRが出ているのでおそらく信用買いも増えておりあまりリターンは期待できそうにない。

三菱地所  ○買い  去年から見ても信用倍率はまだ低く、7倍になるまでは強気でもいいかもしれない

住友不動産  △様子見  直近では3倍以上をつけると底になっているので強気なら買い。安全に行くなら2倍付近で買うのがいい気がする

東急不動産  △様子見 直近では5倍以上をつけると底になっているので強気なら買い。安全に行くなら3倍以下で買うのがいい気がする。

東京建物  分からない

 

順位付けするなら

地所>住友不>東急不>三井不   ※東京建物は分からない

の順かな。

 

▫おまけ

他の時価総額低めのチャートの形が良い(週足右肩上がり)不動産セクターについて

 

霞ヶ関キャピタル

※ここは貸借銘柄ではないため信用買い残で見たいと思う

増資した後を見ると大体買い残が80万を超えると下がりやすく、50~70万付近だと上昇しやすい傾向がある。100万を超えると目先底かも

 

ロードスターキャピタル

信用倍率が35を超えるとやや警戒ラインで、30以下だと上昇している印象。ただ去年の11月下旬らへんにおそらく空売りを仕掛けられており、少し株価の上昇が押さえつけられているので、売り残が急に5万を超えたら警戒した方がいいかもしれない。

 

・グローバルリンクM

大体信用倍率が8以下だと上昇しており、11以上だと下がっている印象。去年の信用倍率をみると比較的かなり下の方で推移しているが、これに関しては無視したいと思う。13を超えると目先底かも

 

 

ここまで調べて見たが、大体信用倍率が過去と比べて比較的高く+株価が大きく下落しているなら目先底の可能性が高いと思う。信用倍率が解消されているのが分かっている時には既に株価は上昇しているので、少しリスクを負って底を狙うならこのやり方がいいのかもしれない。

またこれから決算シーズンなのであまりこのやり方でトレードをしても意味がないのかもしれないが、去年の名村造船所のように信用倍率が解消され、なおかつ決算が良いとこれまでの下げがバネとなり、より上へ株価が上昇する可能性があるのでそのチャンスを見逃したくはないと思う